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Channel: 村の模型屋のブログ
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鉄道模型 ㉓ : C55(その2) 旅の想い出

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  旅先で出会ったC55の想い出、先ずは南のC55です。

イメージ 1

  この写真は1972年(昭和47年)、高校1年の夏休みに行った二度目の九州撮影行の際、多分、宮崎での撮影と思います。この頃、日豊本線の宮崎周辺では、C55とC57が共通運用されていました。

  次は北のC55・・・。

イメージ 2

  こちらは1973年(昭和48年)、高校2年の夏休みに初めて訪れた北海道撮影行での一コマです。旭川から稚内に至る宗谷本線の智東付近、天塩川に沿った緩いカーブで絶好の撮影ポイントでした。この写真のC55-30は流線形として製造された21輌のうちの一台で、標準型とは異なるキャブ屋根のRが特徴でした。
  写真の裏には 「智東」 付近と書いてあるんですが、現在の宗谷本線にはそういう名前の駅はありません。智東駅は名寄の次の日進・北星間にあった駅で、2006年3月に廃止されていました。
  智東駅が見つからなかった当初、駅ではなく停留所の一つだったのかも知れないなと思いました。  北海道には、停留所と呼ばれる1輌分のホームしかない小さな停車場がありました(今もあるかどうかは不明)。
  JR の運転取扱実施基準規定によると、「停留所」とは、停車場のうちで、場内信号機・出発信号機を設けていない閉塞区間内に存在する駅のことをいう。運行上は本線の途中に列車を止めて脇に設置したプラットホームで旅客を乗降させるだけのもの、と位置付けられています。
  路線バスや路面電車の停留所と同様、ホームに乗客がいれば停車しますが、いなければ通過。停留所で降りるときは、事前に車掌に申し出るという昔の路線バスと同じシステムでした。
  停留所という名の小さな駅は北海道だけのものだったようで、当時でも北海道内のみで売られていた 「道内時刻表」 にしか載っておらず、北海道内に入ると先ずこれを買っていました。
  件の智東駅は、結局、廃止されていたことがその後の調査で判明しましたが、北海道の停留所も懐かしい思い出です。 

イメージ 3
乗っていた普通列車が、途中駅(音威子府辺りか?)で長時間停車中に点検しているシーン。

イメージ 4

  1枚上の写真は、生真面目な機関士が点検中のシーンですが、こちらは長髪でアンチャン風の機関助士が一服中。この頃、こういう風体の国鉄職員を時々見かけましたね。頭は長髪、帽子をアミダにかぶり上着の前は開けっ放し、チョイとズボンを下げて両手をポケットに突っ込んで、というスタイルが動労(動力車労働組合)流だったか?。

イメージ 5
幌延駅を発車する直前の旅客列車

  第二動輪の中心部に光が見えますが、これは隙間から火室の火が漏れているもので、外部からの光の反射ではありません。何故、火が見えるのか不思議に思って撮った記憶があります。
  この列車は、小樽・稚内間をロングランしていた321列車ではないかと思いますが、確信は持てません。
では、また。


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