日曜日以降、千葉県北東部に位置する当地の最高気温は26~27℃ぐらいで推移していますが、湿度が高いのでムシっとした夏の暑さが戻ってきたようです。タコム・M3リーの製作は月曜日から塗装工程に入りましたが、エナメル塗料が嫌う高湿度のため、またも掟破りのエアコンのドライ運転全開です。
上の写真は昨日(26日)の状態で、ハンブロール№98 Chocolateの下塗りの上に2倍強に薄めた№250 Desert Sandのフィルタリングで下汚しを施した状態です。戦闘室左側面の傾斜装甲板が光って見えるのは照明の加減もありますが、下塗りのChocolateの艶が出てしまったせいもあります。
艶ムラが出たのは戦闘室側面だけではなくアチコチに見られるんですが、まあ、Desert Sandで下汚しをするし、更に車体色を載せていくんで何とかなるだろうと思い、作業を続行したのが運の尽き。しかし、下地の艶ムラに後々まで悩まされることになろうとは、この段階では神のみぞ知る
。

このChocolateという色は下塗りにはもってこいなんですが、数年前に絶版になっています。去年だったか、それを秋葉原のボークスで見つけて3本買ったんですが、問屋の倉庫に長く置かれていたためか変質しているようで、扱いにくいことこの上ない。
1本目はなかなか艶が消えず、艶消剤を混ぜてみたんですが、艶消剤の方もコンディションが悪くてどうしようもない状態に・・・。2本目はいくらかマシで、よくかき混ぜて使うようにしているんですが、時々こういうことが起こります。また自家調合に戻そうかとも思いますが、貴重なMatt Blackが消費されるのもつらいところで・・・。
ロクに乾燥時間もとらず下塗りも下汚しも生乾きでしたが、明日(28日)は未明から大雨で、その後は、止み間もあるものの終日降ったり止んだりで、翌日もグズ付いたお天気という予報だったため、「え~い、ままよ」 とばかり塗装作業を強行しました。何故、そんなに先を急ぐかと言えば、天候のせいもさることながら、この現場を早く離れたかったからに他なりません。 何しろトラブル続きで、いい加減,、嫌気がさしてきました
。

その結果、なんとかここまで。写真は、車体色の2回目のドライブラシ塗装が終わったところです。
車体色は順当に№155 Olive Drabでと思ったんですが、ここでも問題発生。なんと、Olive Drabが在庫切れ!。あっちゃぁぁ~、やってもたぁぁ~っ
。アマゾンでポチろうかと思っても、こちらも在庫切れで万事休す
。


かくなる上は 「他の色で代用すっか」 とも思ったんですが、昨年の6月~8月にかけてアカデミー・ドラゴン2個イチで同じM3リーを作ったときの悪夢が脳裏をよぎりました。過去ログを調べてみると、当初、№117USLightGreenを使ってみたもののイメージとかけ離れていてNG。次に下塗りからやり直して№159KhakiDrabにしてみたんですが、これまたNG。やむなく、KhakiDrabの上にOliveDrabを上塗りして誤魔化すことに。
そんなこともあって、今回は急場しのぎの自家調合。№119USDarkGreenと№159KhakiDrabとを3:2ぐらいの割合で混ぜ合わせ、明るめのOliveDrabを調合しました。
ムラがバレちゃいますね
。色を

塗ったら、各パネルの合わせ目の
隙間は少し目立たなくなりましたけ
どね
。

現段階では、下汚しの Desert Sandの色が縦方向の筋状に残っています。普通なら雨染みのようで良いんですが、北アフリカ戦線ではありえません。サハラ砂漠では雨がほとんど降らないから、雨染みもなければ錆も出ないはず、というのが私の解釈です。
ということで、まだ1,2回の修正塗りが必要でしょうね。全くこのキットときたら、組立てにも塗装にもスッタモンダが付いて回る。これって何かの呪いか?、えっ!
。

では、また。