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春のコンサート鑑賞

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  今日の当地は大荒れの天気でした。昨日から降り続く弱い雨は相変わらずで、午前6時に記録した最高気温は11℃でしたが、午後に入ってからは5℃どまり。未明からは雨に加えて北寄りの強風が吹き始め、昼頃には平均風速19mを記録しています。ということは、瞬間的に30m以上の突風が吹き荒れていたことになります。この悪天候の中、栃木県那須町では冬山登山訓練中の高校生が表層雪崩に巻き込まれ、生徒7人と教師1人、計8人の尊い命が失われるという大惨事も起こっています。

  ところで、先週の土曜日(25日)は、コーラス教室でお世話になっている先生が出演されるコンサートがあり、京成・臼井にある佐倉市民音楽ホールへ行ってきました。そのコンサートとは佐倉楽友協会の定期演奏会 ~春を告げる音の旅~ で、先生は、ソプラノ独唱でオペレッタ 「ジュディエッタ」 より 「熱き口づけ」、ソプラノ二重唱でオペラ 「ホフマン物語」 より 「美しい夜、おお恋の夜」 (ホフマンの舟歌)、日本歌曲から朧月夜、花の計4曲を唱われました。
  中でも出色のできは(上から目線ですみません)1曲目の 「熱き口づけ」 で、5分程度の短時間ながら、恋する踊り子を見事に演じきった先生の熱演には、その美しくも蠱惑的(こわくてき)な歌声と共にすっかり魅了されてしまいました

  恥ずかしながらこの曲とは初対面でしたが、とても気に入ったのでネットで仕入れた情報など・・・。

― 曲の解説

  「熱き口づけ」 は、レハール(Franz Lehar)が1933~34年に作曲し、1934年にウィーン国立歌劇場で初演されたオペレッタ(喜歌劇)の中の1曲です。台本は、クネプラーとレーナー・ベーダによるドイツ語のものです。レハール最後のオペレッタで、オペラ的なスケールを持つ作品と言われています。
  ストーリー展開は、「カルメン」を思い出させるところがあり、ヒロインの美貌の女性ジュディッタがカルメンに当たります。彼女に一目惚れするのがアフリカ戦線に向うオクタヴィオ大尉です。2人は恋仲になるのですが、次第にすれ違いになっていきます。
  ジュディッタは、アフリカ戦線に赴いた大尉を追って北アフリカに行き、そこのカフェ 「アルカザール」
 で人気歌手になります。 「熱き口づけ」 は、彼女が男たちを挑発して歌うスペイン風のワルツです。           [OEKfan 曲目解説(http://www.oekfan.com/note/lehar/giuditta.htm)から転載]

日本語訳詞(2コーラス目) ―
私の血には踊り子の血が流れている。
なぜなら私の美しいお母さんは、踊りの女王だったから。
黄金色に輝く ”アルカサール” で・・・
彼女はとても美しかった。私はよく母を夢で見ていた。
激しいダンスに合わせてタンバリンを叩いた。
そんなとき、人々は私にくぎ付けになったの。
母が私の中によみがえったの。私も同じ運命にある。
彼女のように真夜中に踊り、感じ取ることはただ一つだけ・・・

私の唇、それはこんなに熱くキスをする。私の手足は、しなやかで白い。
星の中に、それは書いてあるわ。君はキスをして恋をしろ、と!
私の足、それはそちらに漂っていく。私の目、それは誘い、燃える。
そして私は陶酔の中で踊るの、なぜって、知っているから。
私の唇、それがこんなに熱くキスをするってことを!

  日本語の訳詞からもお分かりいただけると思いますが、大変情熱的、かつ、煽情的な曲で、哀愁を帯びたスペイン風のメロディーも日本人受けするものと思います。youtube には、世界的な歌手による名演が数多くアップされていますので、興味のある方は是非ご覧ください。

  この日は朝から暖かな春本番を思わせる陽気で、睡眠不足にもかかわらず身も心も軽く、片道1時間40分ほどの道程も楽しい春のドライブといった感じでした。整備が済んだばかりのワゴンRは快調そのもの。コンサートの帰路は気持ちが高揚し、ルンルン気分でホームスピード。久々にほっこりした一日でありました。
では、また。

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