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鉄道模型 ⑯ : 8620,C50,C56

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  今日、当地の最低気温は2℃、最高気温が8℃と昨日と同様の寒い一日でしたが、風が弱かったせいで昼間は昨日よりいくらかましでした。実は、1週間ほど前からいつもの胃痛に悩まされていて、買い物にも出られないような日が続いていました。今日はなんとか小康状態になったので愛犬ルナをお供に外出、買い物がてら少し離れた公園に連れて行くと、とても喜んでいました。

  今回の鉄模ネタは、8620、C50、C56という小型のテンダー機関車を3つ一遍に・・・。

1.8620形
  『国鉄の前身である鉄道院が、大正時代の標準型として1914年(大正3年)から1929年(昭和4年)の間に672両製造した、日本で初めて本格的に量産された国産旅客列車用テンダー式蒸気機関車。「ハチロク」 と愛称され、国鉄蒸気機関車の末期まで全国で使用された。明治末期に急行列車用として各国から輸入された 8700形・8800形・8850などを参考に、日本の蒸気機関車国産化技術の確立を目的として設計、製造された。当時としても、あえて最高の性能を狙わずに汎用性を追求し、将来輸送量が増加した際には地方線区に転用することを考慮して設計された。【Wikipedia より抜粋】』

  実物の写真を、これも Wikipedia より2枚転載。

イメージ 3
京都・梅小路蒸気機関車館で保存されている 8630

イメージ 4
ボート・トレインを牽引して横浜港駅を東京に向け出発する28661(1935年頃)

  ボート・トレイン(Boat train)は、国際航路の船と連絡を図る目的で港へ乗り入れて運行された列車で、東京・横浜港間以外にも幾つかの路線があったようです。ご承知のとおり、横浜港は幕末に開港した国際港で、サンフランシスコ、シアトル等への国際航路の大型客船が明治初期から長い間発着していました。未だ飛行機はなく、海外に渡航するには船しかない時代のことですから、この列車は、さしずめ古(いにしえ)の成田エキスプレスといったところです。

  ここからは、我が家の在庫。マイクロエースの製品が2タイプ在籍しています。

イメージ 1

イメージ 2
  18688 [A6101 '99.11発売] は、デフなし、箱型テンダー付きの比較的古いタイプです。
  シリンダーの後ろから第1動輪の後部にかけて妙な平面部がありますが、これは、ギアボックスとボイラー内のウエイトが一体となったダイキャストブロックをカバーするためのやむを得ない措置です。これによって、ハチロクの軽快感が大幅に削がれてイメージが異なるものになりますが、ボイラーの細い小型機では如何ともし難い問題です。












イメージ 5

イメージ 6
  68692 [A6102 '99.11発売] は、大型デフ付の標準タイプです。
  どちらも、横から見たときのスタイルはイマイチでちょっと残念な感じですが、Nゲージでは、いまのところマイクロエースの製品しかありません。

















2.C50形
  本形式は、8620形の増備型として改良を加えられ、1929年(昭和4年)から1933年(昭和8年)の間に154両製造されて本州の日本海側と四国を除く全国で使用されました。
  NゲージのC50といえば、1965年(昭和40年)にKATO(旧・関水金属)の初代製品が有名で、オハ
30系客車と共にKATOの顔ともいえる存在です。しかし、KATOのC50の話をするとき、'65年製の初代製品は対称にされず、1981年にリニューアルされたものが初代とされるようです。何度買おうとしたか分からないKATOのC50ですが、相変わらずスケールオーバーの1/140がネックとなりリニューアル品も買わずじまい。
  我が家の在庫は、これもマイクロエースの2輌のみ。ランボードの位置が変わったこととボイラーが少し太くなったことから、ハチロクで問題であった部分が解消されており、好きな機関車の一つです。

イメージ 8

イメージ 9  デフなしの66号機 [A7402 '01.09発売] は糸崎機関区に所属し、入替え用として使用されました。テンダー後部の黄色の警戒色(ゼブラ塗装)と側面の安全マーク(緑十字)が特徴的です。
















イメージ 7

イメージ 10
  デフ付の110号機 [A7401 '01.09発売] は小山機関区に所属し、両毛線、水戸線などで貨物列車を牽いていましたが、昭和45年に廃車になりました。

















  KATOは、化粧煙突や曲面のエプロン部などクラシカルな外観を持つ黎明期のC50蒸気機関車をプロトタイプとし、50周年特別企画として現代の技術でリニューアルすることをアナウンスしています。最近のKATO製品は、正しい1/150スケールとしてリリースされますので楽しみですね。4月の発予定ですので、今度こそ買わねば・・・。
― (その2)に続く ―






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