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Channel: 村の模型屋のブログ
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鉄道模型 ④:棚卸

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  前にも書いたとおり、鉄道模型の方はずっと封印してまして、東京から引っ越して以来、庭の倉庫に入りっぱなし。倉庫とはいえ、雨風はかろうじて凌(しの)げるものの床からの湿気が酷い状態でして・・・。車輌ケースに入ったものを中ぐらいの段ボール箱に入れてあるんですが、湿気のため箱がブワブワになっています。
  そこで、鉄オタ熱が盛り上がったところで、倉庫からサルベージして参りました。総勢 270輌 +αぐらいの車輌群が段ボール箱2個に収まっている訳ですが、1箱が 20㎏はあろうかという代物でして、運び出すのに一苦労しました。

イメージ 1
これが全貌です。写真左端から10個、黄緑色のケースの前までが全て蒸気機関車で68輌。
それより右側がほぼ客車群(昭和初期のもの~20系ブルートレインまで)で、200余輌です。

  で、先ほど中身の確認をしたところ、外観的にはどれも問題ありませんでした。しかし、湿気のために動力車がダメージを受けている可能性もあるんですが、それについては未確認です。まあ、それぞれが機密性の高いプラケースに入っているので、大丈夫だろうとは思いますが・・・。
  マニアの方にしたらそれほど珍しくもないと思いますが、中を見たついでに自分なりのお宝的なものをちょっとご紹介しようかと・・・。

1.C63-3+61系客車 「幻の普通列車」 セット(マイクロエース:以下全部)

イメージ 2
  C63は、国鉄最後の制式蒸気機関車とし   て計画されながら、1956年(昭和31年)に設計図が完成したのみで、実際には製造が行われなかった 「幻の蒸気機関車」 です。客貨両用の汎用機・C58の性能強化型となる予定でした。そういうことはともかく、設計なった1956年は私の生まれた年なんで、なんとなく愛着が湧くというか気になるというか・・・。
  後に従う客車は、マニ60、スハユニ62、オハ62×3、オハフ62。これらは古い木造車体の客車を鋼体化改造して生まれた61系客車群ですが、特に62系は61系の北海道向けとして改造されたグループで、窓幅は1m、2重窓と巻き上げ式カーテンを装備しています。床下の蓄電池も大型化され、歯車式車軸発電機を装備しています。
  このセットは、レアな62系客車をチョイスすることで、マニア受けするものになっています。










2.C63-1+10系客車 「幻の急行列車」 セット(豪華木箱入り永久保存版)

イメージ 3  こちらは上のセットの客車を替えただけのセットです。しかし、なぜか永久保存版と称して木箱に入って値段もアップしています。
  C63の1号機に従う客車は1955年から大量生産された軽量構造の10系客車で、オハネフ12×2、オハネ12、オロハネ10、スロ54、スハネ16。これは、B寝台車4輌、A・B寝台合造車1輌、グリーン座席車1輌ということで、れっきとした寝台列車です。
  特筆すべきは写真3輌目のオロハネ10で、車輌番号は501。この番号は北海道に配置されていたナロハネ10-6~9 が寒冷地仕様への改造を実施し、500番台(501~504)の車両番号を与えられたものです。従って、これも前のセットと同じ北海道仕様。確か、急行 「利尻」 に組み込まれていたはず。









イメージ 4
ついでに、オロハネ10のアップも・・・。これ、北海道で見ましたよ。

  それにしても、なかなかマニアックな車輌のチョイスですよね。私的には、同じく北海道仕様の 「幻の普通列車」 の61系と合体し、函館発稚内(又は釧路)行きの夜行寝台急行なんてのを妄想の中で走らせてみたいです。61系は普通列車用の感じですが、中・高生の頃、蒸気機関車の写真を撮りに全国を駆け回っていたとき、こんな寄せ集め編成の夜行列車があったような気がします。牽引機はC
63の重連でもいいけど、やっぱりC62かな?。

ちょっと疲れてきたので、(その2)に続く

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