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M4A1[76] W(Ⅱ)(ドラゴン+イタレリ) ⑥ : 誘導輪の工作他

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  次は誘導輪の工作ですが、ドラのそれには裏側のモールドがない! 。つまり、タミヤのパーツと同じってこと 
  ドラのVランナーには、リターンローラー支持架が斜めにせり上がっているⅡ型VVSSの後期タイプと転輪が含まれているんですが、転輪も裏ナシのタミヤタイプ?。これって、M4(初期型)をⅡ型VVSS(後期タイプ)で押し通しちゃったタミヤ様への忖度(ソンタク)、ってやつですかね?
  それでは、ドラのシャーマンのうち、Ⅱ型VVSS(後期タイプ)を付けているキットは大丈夫なのか?、ということが心配になって、M4A3・ETOをチェックしてみると、裏アリの転輪が入っていました。最近リリースされたもの(グリーンボックス)は問題ないようです。

  話が脱線しましたが、誘導輪の工作に戻ります。

イメージ 1   ドラの誘導輪(パーツV18)は裏
 なしタミヤタイプなので、これもタミ
 ヤ・シンM10のものに替えます。
 それならいっそのこと、シャフトもタ
 ミヤでいくかと思い立ち、また茨の
 道へ・・・。
   改造は、ドラのパーツ(D20,23)
 を黄線の位置でカットし、シャフト
                                         (誘導輪軸)と軸受に分けます。シ
イメージ 2 ャフトの方は使わないのでポイ
 て、残った軸受側の赤矢印の位置
 に1.5㎜の穴を開けておきます。
   左がタミヤのシャフトのパーツ
 で、これもAランナーにありました。
 これをドラの軸受けに開けた穴に
 はめ込んで、タミヤの誘導輪を取
 り付ければいいんです。その後、
 取り付けたんですが、ここで大ポ
 カ、向きを間違えちまった

イメージ 3
   「あぁ~、たヤッチまったぁ~」
 と喚いてても時すでに遅し・・・。
   軸受側とは瞬着でガッチリ固
 されていて、もう剥がせない
 やむなく、黄線で囲った部分を削
 り、誘導理側も軸が通る穴を拡げ
 ることで何とか帳尻を合わせるハ
 メに・・・

イメージ 4   色々とスッタモンダがありました
 が、誘導輪を取り付けてしまえばこ
 んな感じ。このあと、キャタピラをつ
 けたりボディーを載せたりすれば、
 アラも目立たなくなるっしょ。
   この加工のおかげで、誘導輪は  
 結果的にスイング構造になり、実
 物同様、キャタピラテンショナーと
 して働くこととなりました。写真は誘
 導輪軸が後ろ一杯の状況で、キャ
 タピラにかかるテンションはマック
 スです。




イメージ 5
まだ左側だけですが、これで足周りの組立ては終りです。

イメージ 6
試みに、手元にあったドラゴンのベルトキャタピラを履かせてみました。
スイングアームを少し下げて、テンションを緩めた方が良いかな~?。

イメージ 7   このキャタピラは、多分、M4A2
 [76]“RED ARMY”付属のイギリ
 ス軍オリジナルキャタピラではない
 かと思います。なので、これを履か
 せると英軍又は英連邦軍、若しく
 はロシア軍の所属車輌ということ
 になって、当初、作品のモチーフと
 した米・第2機甲師団の戦車とは
 合わなくなります。
   ところで、イギリス軍に供与され
 た本車は、運用の都合でヨーロッ
 パ戦線では使われず、全車がイタ
 リア戦線に回されたという話があり
 ます。そういうことなら、このキャタ
 ピラを履かせた上で、イタリア戦線
 の英軍戦車として作るのも一興か
 と・・・。何故って、イタリア戦線の
 英軍戦車には迷彩塗装があるん
 ですよ





ー 追記 ー

  文中、横線を入れたキャタビラの記述は、本記事コメント欄の 「かずくん」 さんのご指摘のとおり、T-49の間違いでした。お詫びして訂正いたします。

では、また。



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