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Channel: 村の模型屋のブログ
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たかがカレー、されどカレーのお話

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 German military car. Type 170 V の製作がなかなか進まないんで、小ネタで繋いでおきます。スンマセン。

 前の記事に函館・五島軒のカレーのことを書きましたが、昨日は強風も収まったのでスーパーへ出かけました。そうしたら、やっぱりありました。

イメージ 1

 左側が老舗レストラン・五島軒の 「函館カレー」 なるもので、398円也。田舎では、レトルトカレーの最上級に属するもので、この金額以下でカレーライスを提供している食堂もあると思います。因みに、右側は函館カレーの横にあって、目に入った拍子につい手が出てしまった大塚食品の 「銀座ろくさん亭 料亭のまかないカレー」 というもので、こちらは 218円と妥当なお値段。まあ、妥当かどうかは、食してみないと解らんですけどね。

 学生時代、北海道にはまり、年二回弱のペースで通っていました。当然、その頃にも五島軒はあった訳ですが、貧乏学生の分際で老舗のレストランなど知る由もなく、五島軒の存在を知ったのはつい最近のことです。
 テレビで紹介されていたのは、海の幸のカレーと鴨カレーの二種類。鴨カレーは牛肉をじっくり煮込んだスープがベースになっているカレーソースで、鴨のローストは煮込まずにライスにソースをかけた上に載せる、と番組では説明されていました。しかし、上の写真の箱書きには 「北海道産の豚肉と国産の野菜を本格的ソースでじっくり煮込んだ・・・」 とあり、スープのベースが異なっています。でも、これしか売っていなかったんで致し方なし。北海道フェアのときには、何種類か並ぶんだけどな~。
 まあ、鴨のローストを載せればなんとかなんべぇ~と思い探したんですが、どこにもなし!。店員に尋ねると、「季節ものなので、今は販売していません」 とのこと。でも、トッピングがないのも寂しいと思い、ショルダーベーコンの切り落としがあったんで代用することに。これじゃぁ全然鴨カレーにならないけど、ソースのベースとトッピングが豚同士なんでソコソコ美味いかもしれませんね

 ラーメン、チャーハン、餃子などと同様、カレーライスはもはや国民食となっていて、おふくろの味と言っても過言ではありません。だから、味の好みは十人十色で、百人が百人 「美味い」 と言ったからいっても、自分の口には合わないということもありますよね。帝国ホテルのカレーとか、箱根の富士屋ホテルのカレーとか、名品と呼ばれるカレーも数々ありますが、そういうのはやはり別格で誰が食べても美味いんですかね?。以前、新宿・中村屋の元祖チキンカレーを食べてみたことがありましたが期待していたほどではなく、「これなら俺のチキンカレーの方が美味いな」 と失礼ながら思ってしまいました。

 で、インド風俺チキンカレー話になりますが、学生次代に覚えたレシピを一つご紹介します。

① 鶏ガラ(丸鶏)を香味野菜と一緒に4時間以上煮てスープをとる。
② ブツ切りにした鶏肉にカレー粉をまぶし、たっぷりのプレーンタイプヨーグルトに漬け込んで1時間
 以上冷蔵庫でねかせる。
③ みじん切りにした玉ねぎ(適量)を多めのバターでキツネ色になるまで炒める。
④ 別の鍋で空煎りした小麦粉とカレー粉を加えてルウを作る。③でバターが少なくなったときは、小
 麦粉を入れる前に適量追加しておく。ここまでは、市販のカレールウを使わない本格的な作り方と
 同じです。
⑤ ヨーグルト漬けの鶏肉を上の鍋の中に入れ、ルウをからませながら軽く(表面が白くなる程度)炒
 め、①のスープを加える。
⑥ 他にジャガイモ、ニンジンなどの野菜を入れたければこの段階で入れ(インド風は玉ねぎのみ)、
 野菜が柔らかくなるまで煮込んでいく
⑦ 概ね煮上がったところで、塩、コショウなどのスパイス、甘味付けの蜂蜜などを入れて味を調整す
 る。カレー用のスパイスも色々ありますが、私はインディアン食品の 「インディアンカレー粉」 という
 ものを使っていました。

イメージ 2
これ、15種類のスパイスがブレンドされていて、入れるだけで上品な本格カレーの
香りになるという魔法の調味料。40年を経た今でも売っている息の長い商品です。

⑧ 味の調整が済んだら火を止め、さらに1時間ねかせて味をなじませる。ここまでくると早く食べた
 くなるのが人情ですが、そこをグッとこらえて待つ。
⑨ 1時間経ったら、隠し味として醤油とごま油を微かに香りが感じられる程度(5~6人前の量に対
 して小さじ1~2杯)加える。これが多すぎると、今までの苦労が水の泡になるので注意!。あとは、
 黙々と食うべし。

 食材の量も解らず、調理時間も至ってアバウトで、とてもレシピとは言えないようなもので恐縮ですが、当時は大変好評でしたよ。出来上がるまでに6~8時間と相当手間暇がかかるんですが、学生時代、時間はいくらでもあったし・・・。①のガラダシをとる工程で市販のスープの素を使えば時間をだいぶ短縮できると思います。
 このカレー作りのポイントは二つあって、一つは鶏肉をヨーグルトにしっかり漬け込むこと。これで、長時間煮込んでも鶏肉が固くならなくなる。そして、鶏肉を鍋に戻すとき、ヨーグルトは残すこと。ヨーグルトを全部入れると、たぶん酸味が強くなる。
 二つ目は、何と言ってもカレー粉の選択。カレー用のスパイスなんて、今はスーパーでも揃っているので使い慣れた方は単品の組み合わせでも良いんですが、そうでない方は上記のインディアンカレーもお勧めです。昔ながらのSBのカレー粉とは雲泥の差、騙されたと思って使ってみ・・・。

では、また。


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