26日未明に相模原市の障害者施設で起こった殺人事件の犠牲者は、ついに19人となってしまったようです。治安の良さでは世界でも屈指の日本で何故このような凄惨な事件が起こったのか?、犯人をそこまでの狂気に駆り立てたものは何だったのか?、このような惨劇が起こる前に何らかの手を打てなかったのか?、いくら考えても私には理解できません。ともかく、このような事態が二度と起こらないよう、全ての日本人が真剣に考えなくてはならない時期に来ている気がします。
閑話休題、そういったオールジャパン的な大問題もありながら、呑気な父さんのM36は、一昨日から車体の塗装に取り掛かっています。
塗装工程はいつもどおり、先ずは自家調合ダークブラウン(ハンブロール№113Rust+№33MattBlack)の下塗りから始まります。写真では、前面のサンドバッグを抑える板に下塗りの色が残っています。次は、ターペンタインで2倍程度に薄めた№118USTanのフィルタリングで下汚しを施していますが、前面及び側面のサンドバッグは間に暗い色を残すため、あえて下汚しを省略しています。
今回、サンドバッグの色は№83Ochreを使う事にしました。Ochreは完全に発色すると僅かに緑がかった黄土色を呈しますが、隠ぺい力が弱いため5,6回の塗り重ねが必要になりそうです。しかし、途中段階で面白い効果が期待できそうなので、リスクを承知でチャレンジしてみます。
上の写真はドライブラシで1回、Ochreを載せていますが、この段階では汚いだけで下汚しをした車体下部との色味の差はあまり解りませんね。
この写真では、サンドバッグには2回目のOchreをドライブラシし、車体下部には下汚しの上には車体色(№116USDarkGreen)を1回、ドライブラシしています。サンドバッグのOchreも、2回目になるとちょっと黄色っぽくなったかな?。
砲塔周りにも№116USDarkGreenを1回ドライブラシし、車体に載せてみました。
斜め上から見た方が色が解り易いと思います。ご覧のとおり、USDarkGreenはドライブラシの1発塗りで終わりにしても良さそうな気がします。この色は、Ochreとは逆で大変隠ぺい力の強い色なので、やりすぎは禁物です。
砲塔内部は、№155OliveDrabを使ってアクセントを付けています。
では、また。