あれよあれよという間に5月も終わり、今日から6月。今年の前半戦も最後の月に突入しました。今年の夏は猛暑になるような予報が出ていますが、今から憂鬱な村の模型屋さんです。とにかく、梅雨入り前にアカデミーのM10駆逐戦車をやっつけたいところです。
砲塔の工作が概ね終わり、昨日は朝から車体の方へ移ったんですが、開始早々小パーツを紛失。
失くしたのはコレっ!
前部乗員ハッチのヒンジのパーツです。そんなに小さなパーツでもないんで直ぐに見つかると思ったんですが、いくら探しても出てこない。
このパーツ、よく見ると前が低くて後ろが高い。つまり、ハッチの開閉軸が水平ではなく、斜めについてる。こんなパーツ、ジャンクボックスにもね~ゼ!。出鼻を挫かれた形でモチベダウンしたものの、「こんなところでヘコんでいたら完成でき~ん!」 と気を取り直してパーツの自作と相成りました。
1.0×1.0㎜のプラ角材を植え、頭をチョイと削ってリカバリー。色塗っちゃえば何とかなるっしょ?。
車体後部の工作は後に回して、次は装備品の検討に移ります。
M10に載せる装備品は、コレっ!。ホビーファンのレジンパーツです。
ホビーファンって台湾の会社だから、このパーツはAFVクラブ用みたいですね。当初は、これをタミヤのリニューアル版に載せようかとも考えましたが、タミヤのM10が発売されればそれ用のアフターパーツが出てくるでしょうし、AFVクラブのM10を直ぐに作る気もないので、この際、使っちゃうことに。しかし、これが間違いの始まりであることをこの時は未だ誰も知らない・・・。
で、先ずは前面のサンドバッグを載せてみた。
これ、正面から見ると何事もないようですが、・・・
横から見ると、このとおり。下へ行くに従って、装甲板とサンドバッグの隙間が大きくなっていく。
これは、AFVクラブ用のレジンパーツの裏面が平らなのに対し、アカデミーのキットは車体上下のつなぎ目部分で角度がつき、浅い 「く」 の字に折れ曲がってるからなんだな~。
M10の車体構造については良く知らないし資料もないけど、ディファレンシャルカバー上部から車体の前面装甲板にかけて直線状に繋がっているのが正解なんじゃなかろうか?。
フェンダー上に置かれているサンドバッグも積んでみた。しかし、これまた難問で・・・。
本来、黄色の線で囲んだ出っ張りと左のサンドバッグの凹部を接着するようになっていますが、そうすると左側の3個が浮き上がることになり、その下にもう一段、サンドバッグを置かないといけません。エポパテの粘土細工で自作する手もあるけど、自信ないしね~。ここは、黄色の線で囲んだ出っ張りを削り取るってことかな~?。
因みに、赤矢印の先にあるのはヘッドライトの基部で、キットでは基部と本体が一体になった1個のパーツです。当初、これを車体に接着してからサンドバッグを取り付けた方が位置決めが楽かと思い接着してしまったんですが、サンドバッグの方をいくら削っても納まらない。
そりゃそうだ、AFVクラブ用だもんな~・・・。という訳で、ライト本体をカッターでチョン切り、先送りすることに。
話は変わりますが、前の記事に、車体横からのキットと実車との比較を載せ忘れたんで、ここでご紹介します。
実車の方は完全な逆光で見難いですけど、両者を比較してみるとやはりキットの方が車体上面が微妙に高いような・・・。それと、砲塔の長さも短いような・・・。
まあ、車体高の方は、サスアームの角度の問題があると思います。アカデミーのキットは、上の実車の写真同様、燃料が空で砲弾等の重量物も載せていない軽負荷で、サスが伸び切っている状態を模型化したとも考えられます。戦場写真を見ると、燃料満タン、弾薬ギッシリでサンドバッグやら装備品やら満載状態だと、戦車とはいえ、結構、車体は沈むもんですよ。
また、両者共、使用するレンズのせいで正確さを欠いていることも十分考えられます。
では、また。