一昨日の日曜日の午後には、また素敵なお客様がお見えになりまして、腕に撚りをかけて オ・モ・テ・ナ・シ。メニューは、前にもご紹介したアレっす。
一品目は鮎の塩焼きです。こちら、前々回の 「男の料理アラカルト [21] 」 でもご紹介しましたが、その記事中ではライティングのせいで鮎が黄色く写っていたんで、自然光の下でもう一度・・・。
綺麗、というか美味しそうな鮎でしょ?。お値段は前回と同じ、2尾で444円でしたが魚体が大分ふっくらしてきています。やはり今が旬、間違いないっす。
今回も、上手い具合に焼けました。相変わらず蓼酢がないので替わりにリンゴ酢でいただきましたが、これがビックリするぐらい美味しい。何故か、鮎の塩焼きには酢が合いますね。
左の椀物は蛤の味噌汁。以前は蛤の中華風スープとしてご紹介しましたが、今回は簡単に味噌汁に・・・。味噌は、蛤そのものの味を楽しめるよう、味を感じるか感じないかぐらいの極く少なめに・・・。
三品目は、これまた 「男の料理アラカルト [21] 」 に鮎の塩焼きと一緒に載せた鶏のサッパリ煮。ただし、2回目ということで材料と味付けを少し変えてみました。
鶏肉は、手羽先と手羽元を使い、予め作った煮汁に30分程漬けておきました。こうすると、酸の作用で長時間煮ても鶏肉が硬くならないと思ったからです。漬けていない場合と比較した訳ではありませんが、まあ、軟らかいような・・・。さらに、今回は大根とゆで卵も加えてみました。
前回は酸味が少し不足していたようなので、今回の煮汁はリンゴ酢1に対して、醤油と水が0.8ずつ、それと味醂を1.5ぐらいの割合にして、砂糖は使いませんでした。リンゴ酢は普通の食酢よりまろやかなのでついつい多めに使ってしまいましたが、煮ているうちに飛ぶだろうと思い、前夜から調理開始。煮汁を沸騰させて10分ぐらい煮た時点で味見すると、脳天にガツンと来るぐらいスッぱい。あっちゃぁぁ~っ、やってもたぁぁ~っ!。
その後、醤油と味醂を足してみても如何ともし難く、最後は煮汁を半分捨てて水と味醂で薄める始末で、最終的な煮汁のバランスはまたもや不明に・・・。しかし、この付け焼き刃的な応急処置により、少し酸っぱいかな?ぐらいの酸味に落ち着きました。
そこへ、1時間水煮して大根臭さを極力抜いた大根と半熟程度に茹でた卵を投入。大根は、30分強火で茹でたら煮汁を捨て、水を入れ替えてもう30分水煮します。その晩は、これ以上弄りまわしても多分ロク分なことにならないと思い、そのまま放りっぱなしにして味をなじませてみることに・・・。
翌日、恐る恐る味見してみると、まあまあ及第点。お客様には 「少し酸っぱいかも」 と言ってお出ししましたが、「酸っぱいもの好きだから大丈夫、美味しいです」 と喜んでいただけました。良かったぁ。
鶏のサッパリ煮、簡単そうで結構手強いっす。今後も何度かチャレンジして、自分のモノにしたいですね。
では、また。