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Channel: 村の模型屋のブログ
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男の料理アラカルト [15] : 鰤(ブリ)のいない鰤大根

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  男の料理アラカルトの第15弾は鰤大根(ブリダイコン)。でも、ただの鰤大根ではありません。ブリがいないんです・・・。
  別に、ケチった訳じゃありませんよ。以前、料理番組で 「鰤大根って、味と香りを移し替える料理なんです。昔の粋人(すいじん)は、ブリの味と香りが移った大根だけを食べたそうですよ。」 という話を聞いたことがありました。一回、この粋な食べ方をしてみたいと思いまして・・・。

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  以前、カレー皿からはみ出しそうな大物のブリのアラ煮を作ったとき、余った大量の煮汁を冷蔵庫で保存しておいたんです。で、一昨日(14日)の晩飯は、ブリの煮汁と大根を使ってブリ無しの鰤大根を作ってみることに・・・。

イメージ 2

  冷蔵庫の煮汁は、もう完全に煮凝り(にこごり)になってます。このまま熱いご飯にかけても美味しいですよね。これだけで、一つの料理にもなります。

イメージ 3

  先ずは大根を5㎝ぐらいの厚さに切り4等分にし、水で30分ぐらいコトコト茹でます。で、箸が通るほど柔らかくなったら煮汁を捨てる。ここがポイントで、大根の煮汁って良いダシが出るんですが、結構クセがあって他のダシと混ざるとヘンな味になる。で、先ほどのブリの煮汁の方に茹で上がった大根だけを移し、更に10分ぐらい煮てみました。

イメージ 4

  こうして完成したのが写真左下なんですが、お味の方はというと70点(トホホホホ・・・)。というのも、未だ大根に充分味が滲みてなくて・・・。で、残りの大根と煮汁は、もう一度丼に戻して冷蔵庫へ・・・。

イメージ 5

  一晩、冷蔵庫で寝かせたのが上の写真。この飴色をご覧あれ!。前の写真とは、大違いでしょ?。一晩、煮汁に漬け込んだことで、味と香りが移ってブリになってます。今度は大成功、★★★です。
  大根をもう少し細身のものに替え、ちゃんと面取りして切らずに丸のまま茹で、青味付けに山椒の葉でもあしらって皿の端に和カラシでも添えれば、あ~た、お店で出せまっせ!。
では、また。

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