Ⅰ.手作りフェンス崩壊
台風21号は超大型というだけあって通り過ぎた後も吹き返しの風が強く、当地では6時頃、南の風19m/sを記録しています。ちょうどその頃、庭の方からまたもバキッという不吉な音が ・・・
。

製作以来5年が経過して、そろそろ建て替えかと思っていた自家製フェンスが二ヶ所で崩壊。一つは、昨日っていうか今日未明、強風で舞い上がったコンパネの直撃を受けたところ。ここは辛うじて塀の体裁を保っていますが、もう一ヶ所が酷い。
以前、木が腐って上半分を持っていかれた一間(180㎝)幅のラティス(手作りフェンスの材料)の残り部分がやられた。何のこたぁない、塀が分断された形になっちまった
。とりあえず、飛ばされたフェンスの一部をその辺にある石材で抑えて養生したけど、また強い風が吹いたらアウト
。いよいよ、待ったなしの状態です。


Ⅱ.旭市大停電
昨夜から今朝にかけては、風の音がうるさいのとフェンスの崩壊が心配で一睡もできず、強風がおさまってきた9時過ぎにようやく就寝。昼過ぎに目覚めて今日はどうしようかと考えていましたが、とりあえずフェンスの応急処置をしたら疲れちゃって、ボ~っとしていたらもう4時。
ここしばらく、なんだかんだで散歩に行けなかったルナがしびれを切らしているようなので、急いで近くの袋公園へ・・・。駐車場に車を入れると、同じように犬を連れた人が既に4,5人来ていました。池沿いの遊歩道を歩いて広場の方へ行くと、更に犬が2,3頭増えました。
足元で、それそれの愛犬たちが気に入った相手とじゃれ合っている間、飼い主たちは井戸端会議。高そうな犬を連れた一人のご婦人が 「停電で冷凍食品がダメになっちゃいそうだから、スーパーハヤシと○○マート(どちらも、この辺では高級店)に夕食のおかずを買いに行ったんだけど、どっちも停電でやってないのよぉ。しょうがないからパンかなんかで済まそうとコンビニに行ってみたけど、そこも真っ暗。仕方がないから帰って来ちゃったわよぉ。」 と、憤懣やるかたないといった表情で一気にまくし立てる。
我が家でも夜明け頃に停電が発生しましたが、「停電かぁ~、非常用の灯りはどこだっけ?。でも、もう夜が明けるから窓のシャッターを上げて待ってればイッかなぁ~。」 と逡巡しているうちに復旧。この間、5分か10分ぐらいでした。
聞けば、そのご婦人のお宅では午前6時頃から停電しっぱなしとのこと。今、4時だから、10時間テレビも見られなければ家事もできない。そりゃぁ、誰だって怒るわな。
お住まいはどちらですかと尋ねると、「ニュータウンの中にちょっと入ったところよぉ」 と自慢げに仰る。ニュータウンと言うのは旭ニュータウンのことで、東京行きの高速バスが走る県道沿いに拡がる高級住宅街。私が移住してきた10年前は、畑ばっかりでしたけどね
。

「そんな大変なことになってるとは全然知らなかったな~」 と思いながら公園近くのコンビニに寄ってみると、店は開いているものの、オニギリ、お弁当、サンドイッチなどそのまま食べられる食品棚はカラ。こりゃぁ、ホントにエライことになってまっせぇ~。
その後、日没近くになって、いつものスーパーへ行こうとニュータウンの中を走ってみると、屋内の電灯が点いている家は皆無。日没時とは言え未だ明るいし、この辺は勤め人が多くて家に人がいないのかも?とか考えながら走っていくと、多古町に至る広域農道との交差点に出た。
広域農道は、農道と言ってるけどトラクターが我が物顔で走り回っているような道ではなく、この辺では国道の次かその次ぐらいにランクされる立派な道路で、多くの大型車が走り回ってる。その広域農道との交差点にある信号が消えているし、周辺の店もみんな真っ暗。いつものスーパーは、店を開けてはいましたが、店内はほの暗い灯りが一つ二つ点っているだけで開店休業状態。
外出している間に我が家の周辺も停電しているんじゃないか、という疑念がふと脳裏をよぎり、急いで帰宅すると電気が来ていて一安心。テレビをつけると夕方のニュースをやっていて、「千葉県旭市では、最大1万世帯が停電しました」 と、この件を報じていました。
停電で思い出したんですが、東日本大震災のとき、我が家の周辺では水道が3日ぐらい止まりましたが電気は大丈夫でした。我が家の周辺は農業地帯のため、大抵の家に井戸があります。井戸と言っても、昔ながらのツルベや手押しポンプを使う人力タイプのものではなく、地下50mから電動ポンプで汲み上げているんで、停電しない限り飲み水には困りません。震災のとき、井戸があったおかげでどれだけ助かったことか。
という訳で、今日は色々なことがあった一日でした。明日から大変だぞ~。
では、また。