今日は蒸し暑い一日でしたね。これまで夏日に届くかどうかという気温だった当地でも、昨日はようやく夏日越えの26℃。それが今日は、午後3時過ぎに真夏日一歩手前の29℃に達して本日の最高気温となりました。4時頃から買い物がてら犬の散歩へと外出したところ、雲の多い天候ながら時折陽も差すような状況で、たっぷり湿り気を帯びた南風が吹いていました。
そんな訳で、家中ムッとした空気に包まれていたので、朝から晩までエアコンのお世話になっています。これまでは室温が28℃を超えたらエアコンを入れるようにしていたんですが、そのせいか、昨年は暑気あたり(軽い熱中症)になったため、今年は早めにエアコンを使うようにしています。
さて、8月2日にタコムの新作M3リー・グラントが届くことになったため、M4[76]の製作を中断して、急遽、アカデミーのグラント(スペシャルエディション版)の製作に切り替え、予告どおり、6月30日の夕刻から始めています。いかに 「スペシャル・・・」 といえども、あのアカデミーの製品ですから随所に問題があることは間違いありません。
しかし、せっかく買ったキットを何もせずにポイしてしまうのも勿体ない。ということで、極力、オンザボックスで素組みに徹しタコムの新作が届く前にやっつけよう、というのが今回のコンセプトでありまする。
立てから始めます。アカデミーの
Ⅰ型VVSSを組むのは、おそらく
初体験だと思いますが、ディティー
ル、組み易さともに一定のレベル
にはあると思います。矢印で示し
た部分にはボルトの頭が再現され
ていて、結構、芸が細かいっす。
パーツ同士の嵌合はユルユル
ですが、組み難いということはない
ですね。
分は別パーツで、本体のラインと
合わせるのには少しイラつきまし
た。画像を見ると後ろの方が合っ
ていませんが、車体にセットしてキ
ャタピラを取り付けてしまえば見え
難くなると思ったので、パテ盛りは
していません。
転輪の軸線方向中央部には、ア
スカと同じぐらいのヒケがあるので
お約束のパテ盛り・削正となり、こ
こまで組むのに足かけ2日かかっ
ています。
で、組み上がったボギーの裏側を下塗りし、シャーシにセットしました。
次は、起動輪と誘導輪をセットした後、キャタピラの調整と取付けに移る訳ですが、ここで一つ問題が ・・・
。キット付属のキャタピラ(オールラバータイプのT‐51)が長いんです。長いと言っても1コマ詰めればどうにかなりそうなんですが、繋ぎ目が1コマ分しかない。「これじゃぁ1コマ詰めたら繋がらないじゃん
」 と思いながら、同じキャタピラを履くタミヤ・M10のものを仮留めしてみると、お誂え向きに合う↓。


M10は未だ作る気がしないし、パクられたキャタピラは後からカスタマーセンターに部品請求すれば済む話です。という訳で、当初のコンセプトに反して安易な道を選んでしまいそうになりましたが、ここにも問題が潜んでいました。上の写真からもお解りいただけると思いますが、アカデミーの起動輪の幅とタミヤのキャタピラの幅が合わないんですワ。
これは、リー・グラントに限った問題点ではなく、アカデミーの戦車キット全般に見られる傾向のようです。おそらく、1㎜弱のスペーサーを噛ませれば解消すると思いますが、北アフリカ戦線で英軍戦車として使われたグラントにはサンドスカートが装着されていて、キャタピラの幅が拡がるとサンドスカートとの干渉が懸念されます。なので、このプランはNG。
T‐51キャタピラはAFVクラブの連結可動式をいくつもストックしていますが、夜中にキィィ~
ってことになって投げるに決まってる
。事ここに至っては、当初のコンセプトどおりキット付属のベルト式でいくしかない。ということで、繋目部分で1コマ縮め、連結は昔懐かしいホチキス止めで。


連結を終え、セットしてみたのがコレ。誘導輪のスイング加工はしていないものの、長さはOK
。

もんでダメダメ
。しかも、切り方

を間違えてサイドのリンクまで切り
飛ばし、もう惨憺たる有様です。
でも、大丈夫
。繋ぎ目を起動

輪上のこの位置にもってくれば、ス
カートの陰に隠れて全く見えなくな
ります。
こうして、キャタピラの問題もな
んとか乗り越えられそうなので、先
を急ぎます。
では、また。