昨日は魚料理を食べたくなり、冷凍庫からこんなものを引っ張り出してきました。
30㎝程のウマヅラハギで、一月ほど前、近くのスーパーで3割引(¥336)でゲット。
ウマヅラハギは北海道から九州まで、日本全国の沿岸に生息し、絨毛(じゅうもう)状に布のように連なった皮と粗目のヤスリのような鱗を持つ魚です。
以前、関東では比較的安くてカワハギの代用品的なものであった。これが現在では鮮度さえよければ高級魚となっている。特に大型で肝のふくらんだ秋から冬の活魚は非常に高価である [ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑より]。
皮も骨も硬くてさばき難いかと思いましたが、案外、皮はむき易く、三枚おろしにするとこんな風。
さらに、いらないところを落としていくと小さくなってしまい、1尾から刺身用にとれた身は
こんなもん。なにしろ、頭でっかちだし、お腹はでっかい肝が一杯に詰まってるもんでね。
こちらが肝。これをわさび醤油に溶いたのが肝醤油。
この肝醤油をたっぷりつけていただきましたが、味も食感も絶品でした。
昨日は、ハマグリの味噌汁を添えました。アサリ大のものですが、正真正銘の九十九里産。昔は日本各地でハマグリが捕れたそうですが、乱獲のせいで現在は90%以上が輸入品。国産のものは、この程度のサイズまでらしいです。
サイズは小振りながら出汁はよく出ます。ヒタヒタの水で煮れば、味付けをしなくても充分ハマグリのお吸い物になりますが、私はもう少し水を多くし、少量の味噌を溶かして味噌汁にします。
写真の量で、二杯分は充分あります。近くのスーパーでは、この時期、毎日のように出ていて300~350円程度で売られています。
では、また。