昨日は朝から大荒れの天気で、風雨が強くて窓のシャッターも開けられない状況でした。
そういう訳で、朝から次のファイアフライの製作と相成りました。2作目のホタルは無印M4をベースとした全溶接ボディーのⅠcで、小判型装填手ハッチ付きハイバッスル砲塔という超レアものです。
作品の素材として大まかな部分は、タミヤ・M4A3の75㎜砲塔、アスカ・ファイアフライの17ポンド砲周り、タミヤ・M4(初期型)の車体を使い、ファイアフライ関連の細かなパーツはアスカのジャンクパーツを使ってデッチ上げます。
足周りに目を向けると、タミヤのM4は初期型と言いながら、サスは昔ながらの後期型VVSS。大戦後期のファイアフライならそれでも良いような気もしますが、転輪裏側のモールドが無いという問題もあります。ここはひとつ、以前、タミヤカスタマーセンターから取り寄せたM10の初期型VVSSにお出ましいただきましょうか?。
因みに、シャーマン戦車はボディーの形状のみで、初期型・中期型・後期型に分類されます。前面装甲版の傾斜が浅く、乗員フードが突出していて前部に直視バイザー(ダイレクトビジョン)が装備され、縦長で小判型のハッチが付いているのが初期型。初期型から直視バイザーが廃止されたのが中期型、前面装甲版の傾斜が深くなって乗員フードが廃止され、ハッチが大きくなって砲塔直前の車体上面に移されたのが後期型です。従って、タミヤのM4(初期型)は、明らかに中期型です。
その辺りのことは先送りするとして、先ずは砲塔の工作から始めます。
これは、アスカのジャンクパーツで砲を支える部分を組み始めたところ。防循の内側に当たるケーシング(パーツ F31)と砲耳(F12)を仮組みしているところです。
本来、揺架(F7)はポリキャップを介して砲耳の穴に挿し込むんですが、ジャンクパーツにはポリキャップが無く、タミヤのキャップも合わないため、砲耳の下側の一部を裏表を逆にして固定するという荒業を使っています。

その後、砲と防循を合わせてみたら砲が上を向いたままで下がらない。 しまった、アスカのケーシングの上下が逆だったぁぁ~っ!。
と喚いてみても、瞬着で固められたケーシングはビクともしない。
「万事休す!、ここでリタイアか?」 という想いが頭をよぎりましたが、ここで諦めては男が廃(すた)る。
で、次の荒業。上の写真で黄線で囲った部分を切り取り、矢印で示したように欠片を開口部の上方に貼り付けて・・・
・・・防循をかぶせてみると、こんなことになりました。
黄線で囲ったところが修正箇所ですが、これならもう少し手を加えてやれば何とかなる
っしょ。
横からみると、防循っていうかケーシングの位置が下に寄ってるか?。これは、もう直せないけどね。
前作の寄せ集め蛍の砲塔(概ねドラゴン)と並べてみた。砲身長は、ドラゴンの方がやっぱり長い。
砲身長の違いもさることながら、砲塔前面の角度がドラゴンの
方が深いんじゃない?。この辺がイヤ~な汗
の原因か?。

という訳で、本作品も初っ端からスッタモンダして、またも前途多難が予想されますが、ナンチャッテ工作もなかなか楽しいんでまだ続けます。
では、また。