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Channel: 村の模型屋のブログ
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38(t) 対空戦車 [ゲパルト]

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  昨日、作業部屋の片付けをしていたら、懐かしいものを見つけました。

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それがコレっ!。38(t)対空戦車 [ゲパルト] です。

  この作品は、東京から千葉県に移住する前年の平成18年(2006年)のオリコンに出品するため、タミヤ・マーダーⅢMの車体、アランホビー・ゲパルトの戦闘室及び後面パネル、トライスターのFlak 38(2㎝対空機関砲)+フィギアセットを合体して製作したものです。うるさいことを言わなければ、アランのキットだけでも出来るんですが、コンテストに出品するとなるとちょっと厳しいか?と思い、3個イチの大名モデリングになりました。
  なお、大戦中の38(t)対空戦車に愛称は特になかったようですが、アランホビーが 「ゲパルト」 というニックネームを使っていますので、本記事でも便宜的にこれを使う事にします。因みに、ゲパルトのキットは、アランホビー、サイバー(ドラゴン)、イタレリの3社からリリースされているようですが、イタレリのものは見たこともありません。

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  タミヤのマーダーⅢM(対戦車自走砲)とアランのゲパルト(対空戦車)では、車体後部の形が大分違います。アランの戦闘室後部は、矢印の位置でタミヤの車体下部と繋げていまが、接合部をツライチに成型するためにパテ盛り・削正を何度も繰り返し、相当苦労した記憶があります。

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  排気管は、車体左側から出て後方のマフラーに導かれています。排気管自体はアランのパーツを使い、マフラーをタミヤのものに替えるつもりだったんですが長さが合わず、一部、ランナーを継ぎ足したりして、この辺も結構苦労しています。

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ウェザリングはアッサリ目というか、ちょっと足りないですね。

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Flak 38 は2時方向を指向していてやや右向き。実は、こうしないとフィギアが収まらない。

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トライスターのフィギア、緊迫感のある良い表情ですね~。さすが平野氏、良い仕事してます。

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Flak 38の塗装は焦って失敗!。射手の塗装もダメダメだぁ~。
あごヒモ塗ってないし、パーティングラインも消してない・・・。

  とまあ、やり残したところも多々ありましたが、時間切れで出品できなくなりそうだったので、当時、神田の三省堂ビル8階にあったオリオンモデルに急行。最終日に駆け込みエントリーしようとしたところ、店長氏から 「今回のオリコンは、テーマ部門(Sd.Kfz.251)以外は情景仕立てでないとエントリーできません。レギュレーションにそう書いてあったでしょ。まあ、参考出品という事で良ければお預かりしますが。」 と、けんもほろろに遇(あし)らわれました。
  ホームグラウンドともいうべきオリコンで門前払いをくらい、思わずカチンときて 「俺は勝負しにここへ来たんじゃぁ~っ!。参考出品なんてマッピラ御免だ、それなら帰る!」 と言い捨てて店を飛び出していきました。後でレギュレーションを確認したら、確かにそうなっていて、もうグウの音も出ない。「くっそぉぉっ、なんてこったぁぁぁ~っ!」 と喚いてみても後の祭り・・・。

  そんな因縁めいた本作品は、どこにも発表できずに苦労が報われない可哀そうなヤツでした。コンテストの翌年、千葉県に移住となり、引っ越し先へ持ってきたことまでは覚えていたんですが、その後の行方は不明・・・。とっくに捨ててしまったと思っていましたが、ひょんなことから見つかり、ブログ上で皆様のお目にかけられたことは喜ばしい限りです。
では、また。

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