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三菱車の想い出(その3)

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5.ランサーエボルーションⅤ

  さて、私が乗った又は所有した三菱車の最後は、ランエボⅤです。

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  2011年の6月初旬、近所のガリバーで仲良くなったメカニックのお兄さんから 「面白い車が入ったんで見に来ませんか?」 とのお誘いがあり、早速行ってみるとコイツがいました。「ナンバー付いてるから乗れますよ」 と言われてすぐに試乗。もう、一発で気に入っちゃいました。
  1988年(平成10年)生まれのランサーGSR 「エボリューションⅤ」です。14年落ちのオジイちゃんでしたが、前のオーナーがマニアで丁寧に乗られていたせいで、バリバリでした。古い車と言ってもモノがモノなんでお値段の方もソコソコしましたが、悩んだ末にゲットしちゃいました。
  2011年といえば、東日本大震災があった年で、当時持っていた日本株が震災後3日間でダダ下がり、3日間で100万ぐらい失いました。で、追加投資しようかと思っていた資金があったんですが、そんなことで失うぐらいなら、こっちに使う方がましか?なんてバカなことを考えちゃったんですね。
  この車のことは、以前の記事(http://blogs.yahoo.co.jp/yamaoyag1956/6427871.html)で詳しく書いていますので、興味のある方は是非ご覧ください。
  車の方はまだまだやる気十分だったんですが、ドライバーの体力の方がガタガタで、結局、コイツで遠出したことはなかったんです(トホホホ・・・)。でも、コイツのおかげで街中で知らない人から声をかけられ車談義をしたりして、結構楽しかったですよ。その後、1回車検を取り、2014年11月に神奈川のスポーツカー専門買い取り業者に13万で売却しました。

  乗ってみた訳じゃないんですけど、とても気になったのがコレっ。

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  三菱自動車とダイムラークライスラーが共用する、コンパクトカーのCOLT(コルト)です。コルトの数あるバリエーションの中でも気になったのは、2004年10月から追加されたターボ車 「ラリーアート」 です。車重1,140㎏しかないコンパクトカーに、1.5L直4DOHCアルミエンジンとインタークーラー・ターボチャージャーを搭載して、最高出力154馬力、最大トルク18.3㎏・mを叩きだす。これぞ小さなモンスター、羊の皮を被った狼。

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内装は黒一色で統一され、シートはレカロのものが奢られている。

  これも、ランエボⅤを購入した後、件のガリバーに入庫して来て見に行きました。そのときは、ランエボを買っていくらも経っていなかったんでもちろんパスしましたが、ランエボの前だったら間違いなく買ってた。正直言って、今でも憧れる車ですね。
  ただ、コルト自体が2012年10月(平成24年10月)で販売中止になっているので、今や中古市場で探すしかありません。コルトみたいな車って、なくならないと思ったんですがね~。三菱はミラージュっていうコンパクトカーもあるんで、一本化を図ったんでしょうね。でも、ミラージュは1L1.2Lの普通のエンジンを載せたモデルしかなく、こんなモンスターないもんな~。

  三菱車の想い出話をダラダラと書いてみましたが、私としては総じて好印象ですよ。東京にいたときは、大した理由もなくトヨタ車を乗り継いできましたが、三菱車も決して負けてない。剛性の高そうなボディーでカッチリできた硬派なボディーで、運転のしやすさ面白さも、走りも、燃費も良い。だから、三菱の車自体は決して悪くない。
  悪いのは企業体質と経営陣というべき。昨日のニュースでも、自分たちのことはさておいて、一般社員の給料カットを決定した経営陣がヒンシュクを買ったとか、4月の軽の販売台数は対前年比1/2で、その他の車もいくら値引きしても売れないと嘆くディーラーの営業マンの話とか、軽を生産している水島工場の1/3の工員が自宅待機になったとか、下請け業者にはこの先どうなるのか何の説明もないことなど、スッタモンダ振りが報道されていましたね。
  こう言っちゃなんですが、三菱自工の経営陣のやってることは、もうムチャクチャ。ユーザーのことも、社員のことも、下請け企業のこともみんなそっちのけで、自分たちの逃げ道ばかり探してる。事ここに至って、そんなことやってて大丈夫なんですかね?。自分たちが失った信用・信頼といったものがどれほど大きいのか、この際、知ってほしいですね。

  現在、国交省が燃費試験をやり直しているようですが、その結果、燃費競争でビリになったら三菱の軽はどうなるんだろう。これだけケチを付けられたら、今後も同じ車を販売し続けるのは無理でしょうから、近い将来、投げ売りになるのは必至。2割、3割どころか半額セールだってあるかも?。
  ひと頃より大幅にラインナップを縮小したといっても、パジェロもランエボも三菱自工にはありますよ。周りから白い目で見られようとも全然気にしないという人、どんなことがあっても三菱車を愛し続ける人にとっては、これからが狙い目かも知れませんゼ。 

では、また。


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