基本塗装の4回目を終えた状況の一昨日の記事に、ブロ友の方から 「アカデミーの成型色に似てないか?」、というコメントをいただきました。そういわれると似ているような気もするので、5回目のドライブラシをした後でチョット比較してみることに。
車体前部に砲身の先を載せてみました。明度は違いますが、色味はかなり似てますね。
これは9月16日の記事に載せた写真で、レジン砲塔にハンブロール №83 Ochre をベタ塗り
したものですが、かなりオレンジっぽい色味で全然違う感じ。こりゃ、どういうこっちゃぁ~?。
上の写真でお解りのように、Ochre(黄土色)そのものの色はそれほど緑っぽくはありません。でも、この状況、実はある程度想定していました。その理由は、多分、下地の Chocolate にあるものと思います。
その証拠がこの写真。9月15日に撮ったものですが、車体
裏側の下塗りの上に Ochre をベタ塗りしてみたところです。
上の写真の色は、実際に車体に塗ったものとは色味が少し違っていますが、2枚上の明らかにオレンジっぽい色よりは緑っぽい色味になっているのが見て取れると思います。うろ覚えの知識で恐縮ですが、緑が出てくるということは補色関係にある赤が消失しているということで、黄色+茶色(赤+緑)で構成される黄土色の中の緑色が表に出てきたのではないかと考えていますが、これは当て推量っぽいですね。
でも、そう考えると、イスラエル軍の緑っぽいサンドの謎が解けるかも・・・。つまり、実物の戦車でも赤茶色の錆止めの上にサンドをオーバースプレーしているとすれば、同じ現象が起こるのでは?(相当眉唾っぽい話ですが・・・)。
根拠に乏しい屁理屈をこねるのはこれぐらいにして、昨夜から本未明にかけて、№250 Desert Sand (ピンクがかったサンド)のウォッシングというかフィルタリングを行いました。
この角度では解り難いですね。
どうも解り難い写真ばかりですみません。途中経過の記録も兼ねているのでご勘弁を…。
フィルタリングは、2.5倍程度に薄めた Desert Sand を先ず水平面に塗り拡げ、垂直面や傾斜面は筆に含ませたターペンタインで更に薄めながら塗っていきます。ハンブロールカラーの場合、基本塗装が十分に乾燥していないと薄めるために使った溶剤が基本塗装を溶かし、艶が出てしまうことがあるのでウォッシングのようにティッシュや綿棒で余剰の塗料を拭きとることはタブーです。
基本塗装に使った塗料が完全に硬化してしまえばそれも可能ですが、それには5日ほど待たなくてはなりません。今回、5回目の基本塗装を終えてから1日半程度しか経っていないので、かなりリスキーな状態でした。
という訳で、次の工程はフィルタリングをやり過ぎた部分の修正(基本色のドライブラシ)ということになります。
では、また。