ハセガワの零観をついポチって以来、我が家のどこかに同じキットがあるような気がしてなりませんでした。10日ほど前だったか、作業場のストック棚を何気なく眺めていたら、・・・
うぎゃぁぁ~っ、やっぱり持ってたぁ~っ!
。

戦車、装甲車、トラック等が居並ぶ棚の隅、それら車輌群に踏んづけられるように2機の日本機がひっそりと・・・。2009年に発売されたとき、やはり購入していたようです。まあ、好きな機体だからもう一つぐらいストックがあっても困らないし、作りたいバリエーションもあるし、なんて考えておりました。
そのバリエーションというのがコレ。
こちらは、エンジンカウルのエアインテイクがない初期型で、全面、明灰白色の単色塗装の機体。このカラーリングも好きなので、家で発掘された一機はこれにすればよろしい
。これで、何とか一件落着だなと思ったんです。

ところが、12日に屋根の補修で職人が来て、屋根裏へ入るために二階のストック部屋へ通しました。作業中、待っていましたが手持無沙汰なので完成品棚を眺めていると、2016/01/27に完成した九五式一号水上偵察機の隣に複葉・下駄履き・全面ライトグレーの機体が鎮座ましましておりました。
その機体がコレっ!。しまった、これも作ってたんだぁ
。

おそらく、発売間もなく2個ゲットして、先ずは改造の必要な初期型から取り掛かったようです(初期型のキットは未だ発売前だったんでね)。資料本(㈱文林堂刊、世界の傑作機 №47、日本海軍水上偵察機)によると、『初期生産機は機首上面に気化器空気取入口の突出がなく、プロペラ・スピナーも未装着』 とあり、作品もその辺の違いを再現しています。
零観(言わば後期型)の機
首です。機首上面に突出し
たエアインテイクのフェアリ
ングが見て取れます。
の初期型の機首。操縦席前
部というか上翼の翼弦中央
部直下辺りの胴体幅が最大
になっていて、そこから機種
にかけて絞られ、紡錘形の
美しいラインを形作っている
のがお解りいただけると思
います。
これを作った2009年頃は未だブログを始めておらず、記録も無いので詳しいことはほとんど記憶にありませんが、完成品を眺めていると、エアインテイクの開口部を予めプラ板で塞いだ上でカウリングの切削加工を行ったことを思い出しました。懐かしい労作をせっかく発掘したので、もう少し写真を載せておくことに。
手前味噌になって恐縮ですが、明灰白色の単色塗装もバッチリで相当気合が入
っています。残念ながら、今じゃぁこうはいかないわな~
。

結果、我が家の零観は、完成品1、仕掛品1、キット1の計3個があることになります。ってぇことは、「
きっとあるぅ~、キットあるぅ~、家にあるぅ~、三つあるぅ~」っていう例の怨み歌が本当になっちまった
。これはもう祟りじゃタタリじゃぁぁ~っ![]()
。




では、また。